合格者には、優先順位が存在します。『合格すれば必ず入園すること』といった暗黙の了解のようなイメージで、内部進学とは似て非なるものですが、優先して合格をもらえます。その条件とは…
兄弟優先合格
どちらの幼稚園にも必ずあるのが、兄弟優先枠です。兄姉が在園生、兄姉卒園から5年程度で卒園生が兄姉でいらっしゃるなら、各園優先されていそうです。また、在園中に、親が園に協力的で、大問題を起こしていないということが条件といったところでしょう。しかしながら、入園試験は同じ内容が全員に実施されます。対策は一般受験のお子様と同様に必要です。また、一人っ子が多い時勢ではありますが、有名私立園としては、初めてのご家族をお迎えするのは慎重になっている印象があります。
幼児教室と幼稚園の関係性
有名私立幼稚園受験を考えるご家庭は、幼児教室に通っていらっしゃいます。私の周りでも、保育園の保育時間後や土日曜に幼児教室に通っているかたも多いです。
よく噂に流れたり質問をいただくのが、『幼児教室からの推薦状はありますか』といった内容ですが、基本的に幼児教室からの推薦状などは存在しません。しかし、通っている幼児教室にて開催される園長の講義などがあるように、幼稚園と幼児教室は密接な関係にあると言えます。つまり、園側もその幼児教室の特性を理解していますし、幼児教室の所長や園長はビジネスにおいて関係性があります。
また、幼稚園説明会や、受験の際にも、通っている幼児教室を必ず記載します。また有名私立幼稚園は、幼児教室に通っていることが当然と考えています。
実は、事後に知った話ですが、我が子が受験する際、通っていた幼児教室の所長が、事前に幼稚園の園長に『1名受験するのでどうぞよろしくお願いします』と連絡をしていただいていました。幼稚園受験の合否に関係するかはわかりませんが、幼児教室選びの参考になればと思います。
また、パドマ幼稚園の場合は、姉妹園の蓮美幼児学園幼児教室に通学していることが第一の条件のような場合もあります。
入園したい幼稚園が決まっているのであれば、その幼稚園と結びつきが強い幼児教室を選択することが重要です。
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