学校評価とは、文部科学省より『幼稚園における学校評価ガイドライン』に沿った、各幼稚園の自己評価です。
評価の仕方は園によって様々ですが、教職員関係者のみで結果を出す幼稚園や、年度末に保護者・教職員にアンケートを取っている幼稚園も多く、その年の目標・計画、それに対する取組情報や意見などが記載されています。
※文部科学省『幼稚園における学校評価ガイドライン』PDF
学校評価を行う場合、保護者が入園を選択するという幼稚園の特性を考えると、 幼稚園の基本的な情報を保護者に対して積極的に提供することが前提であり、積極的な 情報提供と学校評価は、学校運営の改善を図るための、いわば車の両輪であることも考 慮する必要がある。
※文部科学省『幼稚園における学校評価ガイドライン』PDFより
各幼稚園等が行う学校評価が必ず これに沿って実施されなければならないことを示す性質のものではない。各幼稚園や設 置者は、その創意工夫により進めてきた学校評価の取組の中に、本ガイドラインに示さ れた内容を適宜取り込むことにより、園長のリーダーシップの下、全教職員が参加しつ つ、学校評価の一層の充実・改善に引き続き尽力されることを期待したい。
※文部科学省『幼稚園における学校評価ガイドライン』PDFより
ほとんどの幼稚園HPのどこかに、掲載されています。
私見ですが、『学校評価』については、園を深掘りするには重要な資料だと思います。
見逃せない項目や表現などもあり、注意深く読むと内情が見え隠れしていたりします。
怖い!?幼稚園の自己評価シートの深読み
例えば、大阪市のとある幼稚園では、こんな記載もあったりします。
私はこの「精神的にもろい保護者に対して理解し…」の表現が怖く感じました。
後日、友人がこちらの幼稚園の説明会に参加した際に、園長先生がお話された内容で、「子供同士の喧嘩に干渉しません。子供同士の喧嘩で少々の怪我があってもいいと考えている。」と仰っていたそうです。
どのように感じられるかはご家庭それぞれかと思いますが、こういった自己評価シートに、見え隠れする実情などは幼稚園選びの参考になるかと思います。
幼稚園側からすると、文部科学省というお上のお達しがあって、激務の中実施する面倒なことかも知れませんが、こういったことに対して、真摯に向き合って、きちんと公表をしている幼稚園に対しては信頼感が出るのではないかなと思います。
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