帝塚山学院幼稚園と追手門学院幼稚園のお受験について

この2園に関しては、入園するための近道はプレ参加に限ります。一般では難易度が上がります。

◉追手門学院幼稚園の一般試験

まず試験に参加するための権利を出願と同時に公開抽選が行われます。抽選方法は厳しいルールの元に行われており、よくありがちな幼稚園側によるコントロールは存在しにくいと思われます。ただし、倍率は10倍から15倍とかなりの高倍率です。追手門学院幼稚園に入園を強く希望する方にはオススメ出来ません。確実に入園するには「こあら組」のプレに参加しましょう。面接受験の可能性はかなり高くなります。また、通園には車での送り向かいが可能ですが、試験や説明会の場合は少し坂を下った新御堂筋の周りのタイムズ等に停めれば問題ありません。園の特徴としては、先端Techに対する意識も感じられますが、あくまでも意識面だけで実際に園児に対するアプローチがあるわけではありません。ただ、中央区の追手門学院小学校等の交流もあり付属を希望される場合は通園をお勧めします。

説明会に参加される方は、城星学園幼稚園やパドマ幼稚園に比べるとカジュアル格好の方も多くみられ、こども園の位置付けから一般家庭の方も多いと思われます。しかし車通園に関しては一般家庭よりも裕福な家庭が多いです。また費用面は安価な設定になっています。

基本保育料:ほぼ無償化
特定保育料:120,000円(年額)
PTA会費:12,000円(年額)
給食費:49,000円(年額、1号認定)
通園バス運行協力費:3,500円(月額・利用者のみ)
学年費:約10,000円(年額)

◉帝塚山学院幼稚園

10月1日の通常出願になり特に抽選等はありません。試験内容もコミュニケーション(挨拶・名前年齢・だれと来たか・家で何して遊ぶか等の質問に回答)、知識(色を塗る、数を数える、ボタンをはめる等)指示(先生からお買い物の指示を受けて、入れ物を持って記憶した物を先生に伝えて持って帰ってくる)身体発達(ダンスの真似、ジャンプ、まっすぐ歩く他)等と細分化された試験となります。合わせて保護者のみの園長による面接があり内容は一般的な質問です。帝塚山学院幼稚園もプレから参加すれば高確率で入園することが可能です。昔と比べると受験倍率もそこまで高倍率ではなく、実態としても1.2-3倍程度です。

帝塚山学院幼稚園が高倍率にならない理由は別にあります。なにより関西の中では年額費用がかなり高額です(それでも青山学院や学習院に比べるかなり安価です)。また、バスも無く延長保育時間も短く、一定余裕のない家庭では通わせるのは努力が必要となります。さらに、車通園を認めていますが必ず月極駐車場を契約する必要があります。価格は安価で2万程度ですが、その金額に一瞬でも迷いがある家庭は通園は避けた方が無難です。学園債券や協力金等もあり、半分は任意ですがそれでも数十万にはなります。園自体は先生の質・設備もメンテされており一定の水準を保っています。自然への取り組みも積極的です。しかし、今の時代においても、お受験スーツにバーキンのセット・メルセデスが多く古き大阪の有名幼稚園という感じです。

入園金 200,000円
授業料 480,000円(年額)
教育充実費 40,000円(年額)
学園債券 200,000円
教育講演会 12,000円 以上(年額)
PTA会費 24,000円 (年額)
給食費 (3年保育) 69,570円(年額)
制服代 約100,000円
協力金 150,000円(任意)

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